kintone で問い合わせフォームを作る方法【ノーコード・API トークン連携】
kintone に標準のお問い合わせフォーム機能はありません。API トークンと linktone を使い、ノーコードで公開フォームを作って回答を kintone レコードに自動登録する手順を解説します。
kintone は社内の業務データベースとしては強力ですが、社外の人にそのまま入力してもらえる「公開フォーム」の標準機能はありません。問い合わせや申込みを受け付けるには、外部フォームと kintone を連携させる必要があります。この記事では、linktone を使ってノーコードで問い合わせフォームを作り、回答を kintone レコードとして自動登録するまでの手順を解説します。
全体の流れ
- kintone アプリで API トークンを発行する
- linktone に接続(コネクション)を登録する
- フィールドをドラッグしてフォームを組み立てる
- フォームを公開して URL を共有する
1. kintone で API トークンを発行する
受付先となる kintone アプリを開き、「アプリの設定 → カスタマイズ/サービス連携 → API トークン」から新しいトークンを生成します。アクセス権は「レコード閲覧」と「レコード追加」にチェックを入れてください。フォーム送信時にレコードを 1 件作成するため、この 2 つがあれば十分です。最後に「保存」し、アプリ自体も「アプリを更新」して設定を反映します。
2. linktone に接続を登録する
linktone の「コネクション」画面で、わかりやすい名前・kintone のベース URL(例:https://example.cybozu.com)・アプリ ID・先ほどの API トークンを入力します。保存時にトークンの有効性が kintone 側で検証され、問題なければアプリのフィールド構成が読み込まれます。トークンは AES-256-GCM で暗号化して保管され、平文で保存・表示されることはありません。
3. フォームを組み立てる
フォームを作成してビルダーを開くと、左側に kintone アプリのフィールド一覧が表示されます。必要な項目をドラッグ&ドロップで配置し、ラベルやプレースホルダー、必須かどうかを調整します。kintone 側で必須のフィールドは自動的に必須として扱われ、未配置のままでは保存できないようガードされます。
4. 公開して共有する
「公開」をオンにして保存すると、`/f/スラッグ` という公開 URL が発行されます。回答者は kintone アカウント不要・ログイン不要でアクセスでき、送信するたびに kintone アプリへレコードが 1 件作成されます。URL はメール・SNS・自社サイトへの iframe 埋め込みなどで共有できます。
これで、kintone 標準にはない問い合わせ受付がノーコードで実現できます。回答内容は linktone のデータベースには保存されず、そのまま kintone に転送されるだけなので、個人情報を二重に抱える心配もありません。